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模擬国連とは
模擬国連は、参加者が一国の国連大使として国際会議に参加し、議題について議論する活動です。「移民問題」や「海洋プラスチックゴミに関して」など、環境分野や政治分野、社会分野に関する様々な国際問題が議題として取り上げられます。
一国の代表として会議に参加する大使は、自らの国益と国際益を最大化することを目的に、他国の大使と議論を進めます。参加者は会議参加前に、議題とそれに対する自国の立場について調べ、問題解決に有効な政策を考えます。他国の大使との議論し、自らの政策と他国の政策を組み合わせて、国連の公式文書となる決議案の提出を目指します。
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会議に参加する前に準備しなくてはいけないことはありますか?会議への参加を申し込むと、運営からバックグラウンド・ガイド(BG)が配布されます。これは、議題に関する背景知識についてまとめられた冊子で、会議での論点や参考資料などが掲載されています。その後、運営から国割(自分がどこの国を担当するのか)が通達されるので、BGやその他の本・インターネットを活用し、議題と自分の国との関わりについてリサーチし、政策を考えます。大会によってはポジション・アンド・ポリシー・ペーパー(PPP)が配布されることもあります。これは、質問に答える形で議題背景や自国の立場、政策について記入する冊子で、大会によっては賞の対象となることもあります。
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会議本番に持っていくものは何ですか?他の大使の発言をメモする機会が多いので、筆記用具とメモ用紙は必須です。会議中には立って議論する場面もあるため、メモ用紙を挟むためのクリップボードがあると便利でしょう。 基本的に会議中のインターネットの使用は禁止されていますが、資料の持ち込みは可能なため、BGや参考資料を印刷して持っていくと会議中にも使えます。また、決議案などの作成はパソコンで行うため、ノートパソコンを持参するといいでしょう。 そして、会場にもよりますが、休憩時間であっても会場外への外出禁止というケースも見受けられます。終日行われる会議がほとんどなので、軽食や飲み物などは必ず事前に購入し持ち込みましょう。
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会議中に使う言語は何ですか?会議ごとに使用言語は異なりますが、一般的にはスピーチと決議案の文章は英語、それ以外での発言は日本語を使用することになります。英語が使用される場面は限定的な他、スピーチ・決議案も含め全て日本語で行われる会議もあるため、英語力に自信がない方でも会議に参加することができます。
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会議には1人でも参加できますか?会議にもよりますが、基本的には2人(ペア)で1つの国を担当することが多いです。1人(シングル)でも会議には参加できますが、ペアに比べると会議中にできることは大幅に減ってしまうので、模擬国連に興味がありそうな知り合いを誘って参加することをお勧めします。
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会議に参加すること以外で、模擬国連のためにできることはありますか?模擬国連では最新の議題について議論することも多いため、日頃から新聞やニュースを見ておくと情報量で他の大使に差をつけられます。また、日常的に自分以外の立場から物事を考えてみると良いでしょう。例えば、喧嘩をしたときに相手の立場に立って考えてみたり、ニュースを見たときに「日本人」ではなく「アメリカ人」や「中国人」の立場で考えてみる。実際の会議で重要になる「成り切り」が磨けます。
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